埼玉県警生活経済課と草加署

埼玉県警生活経済課と埼玉県警草加署などは2000年、大学生を不正アクセス禁止法違反と名誉棄損の疑いで逮捕した。2000年2月から施行されている不正アクセス禁止法を適用した摘発は、埼玉県内で初めてだった。

大学のサーバーに侵入

調べによると大学生の容疑者は、大学の勉強会で知り合った同じ大学に通っている栃木県内の女子大生に一方的に好意を抱いだ。2000年5月16日、栃木県栃木市在住の女子大生のIDとパスワードを盗用し、大学が管理しているパソコンサーバーに不正にアクセスした。そして、インターネットのホームページ上に女子大生を中傷する卑わいな内容を書き込んだ疑いが持たれた。

困りごと相談室を訪れ、被疑者不詳の名誉棄損罪で告訴状

卑わいな内容の返信の電子メールが多数届いていたため、女子大生は2000年5月に埼玉県警草加署の困りごと相談室を訪れた。被疑者不詳の名誉棄損罪で告訴状を提出していた。